2018/05/01

仕事への思い――それぞれ


今月号は、集いに参加したり、電話で話をした青年に、会報に載せる「この頃の思い」の文を頼んだところ、数人が書いてくれました。

それぞれの、仕事に対する思いが書かれていますが、「できることをやって行こう、順番に」、「思ったほど人間関係に悩まない職場だった」、そして、「自分の生活を維持する必要性のため、障害者枠でフルタイムに近い働き方をしているが、思うように行かない」など、さまざまです。

そういう思いを吐き出したり、話し合う場として道草の家の意味を大事にしたいと思います。

外国人……?


1階が空いたままの日が続きます。ルームシェアとして3階にも一人青年が住んでいますが、1階も一人、二人住めば家賃が生活費にも当てられますが、去年の10月から空いたままで、会報費などの通信費が苦しくなって来ます。

そこで、新検見川近くの不動産屋に頼みに行きました。「外国人(留学生など)でもいいのか」と聞かれて、一般的には「大家は外国人を嫌うのだ」と思いました。

そう言えば、数年前、中国の残留孤児の子ども(兄妹)が住んでいたことがありました。

親が正確な残留孤児ではなく、中国に帰され、でもその子どもたちは日本の

学校生活を送っていて、「中国に返されるのは可哀想だ」と思う、支援グループの人たちが、二人が住むアパートを探していました。が、見つからず、道草の家を知って、頼みに来た事がありました。

家賃は支援者が払う、ということで私は特に不安を感じることはなかったのですが、多くの人は「外国人」に近いとして、拒否的になってしまうのを少々不思議に思ったことを思い出しました。

日本人は「自分とは違う存在」に対して不安を感じることが多いように思います。「ひきこもり、不登校」に対しても、一般的でないことに不安を感じて、「一緒に解決しよう」とは思えず、避けて来たことが、今、多くのひきこもり、不登校の青少年を生み出しているのではないかと思います。

五月、薫風


 瞬く間に4月が終わり、5月になりました。

外へ出ると、風、空気に温かさを感じます。カーディガンは暑くなり、ブラウスだけの日が多くなりました。

青年の集いも、新しい青年が来ました。また、働き出して来なくなる青年も居ます。でも殆ど来ない青年も居ます。たまにしか来ない青年も居たり。

奥の部屋(2階です)の窓のそばに柿の木が植えてあります。この間まで「細い葉が出たな」と思っている間に、鮮やかな黄緑の葉に広がりました。

そして窓ガラス(くもりの)に写っています。