2018/11/01

居場所


道草の家は、2000年の9月に開設しました。経緯を簡単に書きますと、カウンセラーになりたい、カウンセリングの勉強がしたい、と思い、東京メンタルアカデミー(TMA)で養成講座を受け、1995年にカウンセラーになりました。そこでは、ひきこもり、不登校の青年の居場所(フレンドスペース)が併設されており、そうした青少年がたむろしていたので、千葉にある持ち家(人に貸していたのをやめて)で居場所活動を始めました。名前をどう付けようか、と思った時、その頃自宅で子供文庫をやっていて、名前を「道草文庫」と付けていたので、その名前をつけました。また、船橋の勤労市民センターで「心のことを話し合う会」を友達と開いていましたので、その仲間が引越し、開設の準備を手伝ってくれました。その仲間の2人が、もう中学生のお子さんが居ます。

パンフレットも一緒に作りました。最後の「道草の家からのメッセージ」は、仲間と作りました(パンフレットも、来所する青年と一緒に改正しました)。

さて、今、道草の家は“居場所になっているのだろうか――”

道の草

買い物や駅に行く時に通る道、コンクリートの割れ目に小さな草が生えています。名もない草、いいえ、私が知らないだけです。
家々と道路を仕切るブロックの下、コンクリートの境にも、草が生えています。冬も生えています。
草の名前、色々な草があるわけですが、名前は知りません。「はこべ」だけは知っています。小学生の頃、ウサギを飼っていて、毎日、庭に生えているはこべを採ってエサとして、ウサギの箱に入れましたから。
いつも過ごしている広間の窓(2階)から庭を見下ろすと、庭は草でいっぱいです。ハーブを植えている花壇(レンガで囲ってある)も草が生えています。
一応、道草の家の活動内容に「庭の日」を設けていますが、殆どその活動をしていません。活動的な青年が来たときは、その青年が「庭の日だから、草取りに行こう」と言ってくれたりしましたが、その青年も仕事を見つけて、毎日働いているので、来所はありません。
百日紅の花はもう咲きませんでしたが、さざんかが2つほど濃いピンクの花をつけているのが見えます。