2009/01/01

新しい年への望み

 でも、このような社会ですが、一方では日々の中にささやかな楽しみを見つけたり、新しいことが起こりそうな期待を感じることはできます。

 道草の家では昨年NPO法人になって、新たな活動として啓蒙活動「コミュニケーションワーク」を近くの公民館で行いましたが、これを更に続けるか、違った活動をするか、理事会でも話し合いを持つ予定です。

 また、青年たちと一緒の活動にも新しい転回が起こりそうな…昨年、新しい青年たち(男女)が加わり、何か新しいアイディアを出してくれそうです。また、男性ボランティアスタッフ(様々な仕事の経験を持っている)も加わりましたので行動的な、或いは仕事につながるような体験ができるかもしれません。そんな中で青年たちが自分の好きなことを見い出せたら、と思っています。

 そして後の「青年の思い」の中で述べているように青年たちは前向きに新しい年に自分のやりたいことを考えています。「資格をとりたい」とか「コミュニケーションをとれるようになりたい」「もっと人と交わりたい」など、人間関係を作る能力を高め、それを楽しみたい欲求を持っています。

 就労状況が厳しい今、空白のある青年にとっては一層厳しいでしょう。ここは開き直って“じっくりと力をつけ、力をためる時間”だと思ってはどうでしょうか。この時期、焦らずに自分の特性を見つけ、それを生かす道を探すことを第一にしてはどうでしょうか。

 親の方たちも、まわりの方も、青年たちを見守り応援して上げて頂きたいと思います。そして道草の家の活動に新しいアイディアを寄せて頂けたら、と思います。

 私自身、個人的なことでも道草の家のことでも、先のことをマイナスに考えると、不安とユウウツさが起こり暗い気持ちになります。先のことは分からない――だったらプラスに考えよう、そうすると胸がふわっとなり、明るい気持ちになります。うまく行かなくてももともと、楽観的に、いい方の夢を持ちたいと思います。楽観的でないと脳の回路がうまく働かないそうです。“できそうだ”と思うだけでも脳の回路がよく働いて、エネルギーも出て来て、実現する可能性も高まると思うのです。