2008/07/01

定期総会を終えて

 6月29日、道草の家がNPO法人になって始めての総会が開かれました。正会員になって下さった方々が集まって下さり、道草の家の方向性、NPOになった意味、NPOとしての積極的な今までとちがう活動(まわりに訴えていく)などについて、活発に話し合われました。

 NPO法人格を取得した目的は「設立趣旨所」にも書きましたように、「任意団体よりも、社会的な信用を得て幅広い活動をし、幅広く寄付やボランティアを受け入れられる体制にしたい」ということです。具体的には、どんな活動をするか――ということになります。

 まず、道草の家に居場所を求めて来る青年たちは、参加費が必要なため、でも経済的な余裕がなくて、来たいだけ来られなかったり、親に遠慮して、来なかったり――という場合がよくあります。助成金、寄付金を得ることで、参加費を少なくして青年たちが来やすくなるようにしたい――ということがあります。

 それには、社会(地域)に訴え、理解してもらう必要があり、また地域の人たちに対しても、(人間関係などで生きづらさを感じている人もいます)心や人づき合いなどに関する講座を開くことで、啓蒙活動を行うことがいいのではないか、ということが話し合われました。

 道草の家は就労に向けての技術的なことを指導するというより、その前段階の、「自分を人を肯定し、自己信頼、他者信頼を持てるように、自分の特性に自信が持てるように、そしてコミュニケーションの力をつける」ということを目標にしていますので、心理的なこと、カウンセリング的なことを大事にしながら、人(仲間)との交わりを深めて行っています。

 出席された方の中にも、そのような活動をしてる方がおられて地域(公民館など)で人間関係やコミュニケーションに悩んでる方たちの講座を開き、同時に道草の家の活動を知ってもらうという活動をしてみよう、ということになりました。小さなものから始めて、継続的に行えたらと思います。

 また、スタッフ(準スタッフ入れて4名)だけでは、今の活動で精一杯で、積極的に活動できないので、援助してくれる方がいたら、ということを話しましたら「具体的に言ってほしい」とのことで、それをここにまとめてみます。

1. 青年の集いに参加し、話し合いの仲間になったり、青年の悩みを受けとめながら聴く。(水曜)
2. 助成金や寄付金の情報を調べ、申請の手続きを手伝って下さる方。
3. 就労をしたいという青年につきそって、一緒に考えたり就労先を探して下さる方。
4. 職親を開拓して下さる方。
5. 雑務をして下さる方。
6. PRに協力して下さる方。(パンフレットを公民館などに置く)

和田 ミトリ