2017/07/01

大きな木、小さな庭


 南面のガラス戸からは、腰かけていると空しか見えませんが、立ち上がって眺めると、正面には小さな家々と、遠くにマンションが見えます。左に目を移すと、大きないちょうの木が緑の葉をわんさかとつけているのが見えます。(左前の家の木です。)そしてその前にはうすい黄緑の花をつけた木がこちらに向けてゆれています。

ガラス戸を開けて、左下を見ると、花壇にハーブが大きく伸びて沢山の花をつけて、倒れかかっているのが見えます。そのまわりは緑の雑草が埋めつくしています。小さな庭ですが、緑がいっぱいです。

夕方にはビルの間に空が夕焼けに染まるのが見えます。この家を建てた頃は、ビルもなく、夕焼けも富士山もいっぱいに見えたのですが、今は少しになりました。でも道草の家は道路より下、崖の下(途中)なので、前の家は低く、また高いマンションやビルは遠いので、空は広く見えます。

そう、東南は、庭の向こうはやぶなので、春のなると小鳥も来て、鳴き声がにぎやかです。

この家を建てたのは約30年前、居場所を開いてからもうすぐ17年、青年たちを待つ日々。